中大規模木造建築

６月第２週、先週末からあまり気温の上がらない日が続いています。梅雨には入っていないのに、梅雨冷といった感じです。　さて、今日は、１点ご報告です。木造建築に携わっている人なら良くご存知の、「公益財団法人　日本住宅・木材技術センター」のホームページ内に「中大規模木造建築ポータルサイト」が有ります。そこに本日から、弊社が国内の販売代理店と成っている、オーストリアのスクリューメーカー「Schmid schrauben」のバナー広告が掲載されました。Schmid社は創業１８０年にもなる、ヨーロッパでもトップクラスの技術力と生産量を誇るスクリューの専業メーカーです。日本におけるスクリューの用途としては、補強金物を止める留め具や、垂木止めなどが代表的で、スクリューで接合金物を緊結する事や、スクリューのみで木材同士を緊結する、といった方法は、まだまだマイナーですが、ヨーロッパでは既に一般的に使用されています。実際に使用してみると、その強度や施工性の良さに気付かされます。　ただ、日本国内の事情で、ヨーロッパや他の国で認められている強度（耐力／ユーロコード）が、日本国内でそのまま使用できないという事も有って、使用が伸び悩んでいるという事実が有ります。　国内で普通に使用して頂くためには、何らかの認定などを取得したいところですが、相当な費用と期間が必要です。　メーカーとも相談して、何とか認定取得の方向に持って行きたいと考えていますが、あらかじめ、こういう耐力データが欲しい、といった要望が有れば、是非声掛けください。都度試験をして対応することも出来ます。非住宅物件の木造建築も増えています。また、リフォーム案件などでの使い勝手の良さも有ります。　是非スクリューの使用をご検討ください。